神在国

2003年11月30日
山陰、神話の国旅行に行ってきた。
主に島根県の松江と出雲。

3日中2日が雨という恵まれない天気だったが、雨の旅もそれなりの味があることを初めてわかったかもしれない。

以下、特に印象深かったことを記してみる。

『松江』
とにかくバスが京都市内の次くらいに走っているのではないかと思うほど多い。城下町だけあって観光場所も多いが、地元の住民としても暮らしやすい街ではないだろうか。
松江城の真下で、松の街路樹を眺めながら通勤できるなんてかなり羨ましい。

『宍道湖』
期待していた「宍道湖の夕日」は全く望めなかった。雨で。水も濁っていて、なんか荒れてた。

『出雲大社』
素晴らしい。今回、本当に来てよかったと実感した場所。
雨のしとしとと降る午前中というシチュエーションのせいか、ガイドブックで見ていたよりもずっと森閑として荘厳な雰囲気だった。
本殿は後ろが山に囲まれていて、時折雲がかかって来る。
これは本当に神様たち来るな、と思わされた。
アニミズム全開の土地であった。

『一畑電鉄』
松江〜出雲間を結ぶローカル線。
ワンマンで、湖畔や畑の真ん中を進む贅沢な電車。
途中、地元の高校生たちがたくさん乗り込んできたが、普通の会話の中で語尾にだけ混じる方言を新鮮に感じた。

『テレビ』
雨で観光が予定通りに行かず、ホテルでテレビを見て夜を過ごしたりもした。殆ど番組は東京と同じ。が、日テレが日本テレビだと思ったら「日本海テレビ」だったのには笑った。

こんな感じで、短いながらもそれなりに濃い旅ができた。
一緒に行った友人の彼氏は鳥取出身の人なので、今回の行き先を聞いて「島根はライバルだからちょっとムカツク」と言われたらしい。
確かによく一緒くたにされてしまうことはあるが…そんなあからさまなライバル意識があるとは思わなかった。

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