同窓会

2003年11月15日
年末に忘年会を兼ねて、小学校の同窓会をやるとの電話がかかってきた。
実に12年ぶりである。
半分は中学が一緒なのでそこまでいかなくても、殆どの人とは卒業以来顔を合わせることなくここまで来てしまった。

正直、同窓会とかクラス会はどうにも気が進まない。
昔の集まりほど行くのを躊躇ってしまう。
別に仲が悪い人がいたとか、良い思い出がないとか、変わった自分を見られたくない(実際どこも変わってはいない)とかではない。

時間が空きすぎて、皆大人になっていることに妙な嘘臭さを感じてしまうからかもしれない。
あんなにワガママだった子が、人当たりが良く気配り上手になっていたり、あんなに内気だった子が、飲みコールの中心になっていたりする。
他人から見れば自分もそうなのかもしれないけど。
 
そういう風に、変わったなぁと思いながら、久しぶりだね〜と話を弾ませるのはなかなか難しいのではないか。

「良く知ってるけれど、今はどんな人かわからない」相手と会話をするって、初対面の人とより照れ臭いし、気を遣う。

会ったら会ったで楽しいのだろうけど。
12月28日が来るのが少々気が重い。

古畑復活

2003年11月13日
らしい。
来年の正月特番だそうな。

嬉しいけど、松本幸四郎か〜…濃いな。
鹿賀丈史の回と並ぶ濃い演技派対決になることは想像に難くない。
中川先生の話はかなり好きだ。

しかしどうも最近キャステイングが代わり映えしない気がする。
というか既に出てたと思った。
あれは染五郎だっけ?

八嶋智人は今ならもう犯人役をできるくらいメジャーになりましたねぇ。

あと、甲本雅裕とハイロウズの甲本ヒロトが兄弟ということを知って大いに驚いたのだけど、当時両方を同時に知る人があまりいなくて、その驚きを分かち合えなかったのが非常に残念だった。
甲本家の懐の広さはすごい。
猫を飼ったことのある方なら経験されたことがあるのではないだろうか。
去勢していない雄猫は、いつかフラリといなくなってしまう。

いつもの散歩かと思って特に注意を払わずにいると、一晩たっても二晩たっても帰ってこない。
三日目にやっと薄汚れた格好で腹をすかせて帰ってくることもあるし、車通りの多い道路の端に発見されることもある。
いずれも雄猫ばかりである。

つい最近も、我が家に出入りしていた猫が帰ってこない。
2、3ヶ月前にどこかの家から捨てられたのか、我が家のゴミ袋を漁っていたため、うちの猫と一緒に餌をやるようになった。
生後1年ぐらいの中猫で、雄だけどシロ子と呼ばれるようになった。

ベランダで寝たり、他の猫と遊んだりするようになったところで、ある日パッタリ顔を見せなくなった。

どの猫よりも騒がしく、餌をやっているのに引っ掻いてきたりと可愛らしくない奴だったが、来ないとなると、つい外を探してしまう。
いつも寝ていた場所に白い毛を見つけて寂しくなった。

大和魂

2003年11月11日
今日からJフォンのアドレスが正式になくなり、ボーダフォンになった。
t-jp.ne.jpでもアレなのに、t.vodafone.ne.jpって…
長い上にわかりづらい〜

知り合い全員に変更のメール出すのも一苦労だ。
皆、察して勝手に変更しといてくれないかなーと甘い期待を持ったけれど、自分なら言われるまでしないなと思い、地道に送り続けることにした。
せめて今月のメール代割り引いてくれー!

友達から「外資に大和魂を売った会社のせいで大変だね。」と言われた。

その通りである。

私の運命(後編)

2003年11月9日
 さて、一回1000円という安さに惹かれて私と姉の二人で池袋へ。
小雨降りしきる中、サンシャインまっしぐら。

 その書店についてみると、店頭に長机と椅子が置かれており、手相を診る人が5、6人とそのほぼ全員の向かいにお客が座っていた。
予想通りお客は全員女性だったが、占う側は一人を除いて男性ばかり。
スーツをきちんと着ているので、一見カード会社の説明でもしているのかと思える。
知らない人は、まさか手のひらから人生を診ているとは思うまい。

で、早速空いた人の前に座り診てもらう。
氏名・住所などを紙に記入し、仕事・結婚・才能・恋愛などの中からひとつ占ってもらいたいジャンルを選ぶ。
姉は結婚、私は恋愛を選択。切実なのですよ。

私が診て貰った人は30代前半らしい男の人だった。
「えーと、恋愛についてですね。今はいらっしゃらない?」
「はい。」
ペンライトで両手を照らしながら
「うーん…男の人のように社会的に成功する相ですね…」
「あ、そうですか?」
これは今までの占いでもよく言われてきたことだ。手のひらの中心に運命線がくっきり走っているかららしい。
「結婚しても家庭に入ることはありません。晩年まで運気があるのでバリバリ仕事をするのが向いてますね。」
これも以前別の手相の人から言われた。何でも死ぬまで仕事を続ける相があるらしい。死ぬまでって、どんな仕事だよ。
それよりも、恋愛運なんですけど…
「うーん…21歳頃にいいお付き合いがありましたか?」
ビンゴ。1年ちょっとしか続かなかったけど、確かにいいお付き合いでした。
「そうですね…30代にモテモテの時期が来ますね。」
三十路かよ!
「あの、結婚はありますかね?」
「20代後半に大きな出会いがありますね。結婚か、別の大きな影響を与えてくれる人との出会いですね…」
「えっ、じゃあ、結婚の後にモテモテの時期が…?」
更にライトで照らしつつ手を見ながら
「うーん…うーん…25歳頃、いい人が、現れる、かも知れない。」
来年かぁ〜〜〜
それより、占い師さんの歯切れの悪さが気になる。
仕事運の半分も言い切ってくれない…。
「苦難を乗り越えて一緒になる、かもしれませんね。」
苦難…もしや不倫?それともヒモ?
何とかプラスの相を読みとろうと、熱心に手を見てくれたが、なかなか言い切れるものがないらしい。
または言えないほどマズイ相が出ていたのやもしれぬ。
「そうですね…やはり、一番自分自身脂の乗った時期に出会った人と一緒になった方が幸せになれますね。」
やっぱり30代なのか…?
少々落胆しつつも、幾つも占ってもらったことに感謝して、丁重に御礼を言って帰ってきた。

先に終わっていた姉にどうだった?と聞くと
「もう結婚の相がでているから、今付き合ってる人じゃないんですかーって。」
姉ももう26なのでほっとしているようだ。
披露宴でスピーチを頼まれたら「手相を見てもらったのが決め手になりました。」と言ってやろう。

私の運命(前編)

2003年11月8日
 手相を見てもらった。
池袋サンシャインの書店で、販促フェアのひとつとしてやっているらしい。

 私は結構占いマニアで、個人的に占い師に見てもらったことが何度かある。占星術・タロット・手相・四柱推命など、メジャーなものは一通りやった。
特に深刻な悩みがあるわけではない。
非科学的な力が実際に働いている所を、目の前で確かめたいのだ。
だから、将来はこうなる、といった予言よりも自分の過去や性格を言い当てられる方が正誤がはっきりわかって面白い。

 個人的には、タロットや八卦のようなもの以外は、かなり信用できるのではないかと思う。
占星術や四柱推命は統計に基づいた計算に近いので、それなりの根拠がある。
それらの占い師はシャーマン的な占い師というよりも鑑定士と言った方が近い。

 タロットなどの、偶然性を用いたり占い師のインスピレーションに頼ったものはどうにも信用しきれない。
ついでに風水もなんとなく胡散臭い。
というかDr.コパが胡散臭い。
「化粧ポーチの中身を風水で鑑定」ってなんなんだ。
マスカラを入れただけで人生が変わるか!と言ってやりたい。

 雑誌の星占いのページもなかなか侮れない。
私が群を抜いて当たると思っていたのが、プチセブンという雑誌の「悪魔の占い」。
今月起こる悪いことばかり書かれてるのだけど、たまに良いことも予言される。今までで7割は的中したと思う。
プチセブンがリニューアルし、新たな雑誌になってもしばらくは連載していたが、いつの間にか別の占い師による普通の星占いになってしまった。
残念な限りである。

なんだか占い論になってしまったので、手相の経過は明日書くことにします。

テレタビーズ

2003年11月7日
テレタビーズをケーブルTVのチャンネルで見た。
キャラクターは知っていたけど、番組を実際に見るのは初めて。

…シュール過ぎる!

なぜお日様が赤ん坊の顔なのか?
なぜ同じ視聴者ビデオを2回流すのか?
なぜバイバーイを何度も繰り返すのか?

キャラはとても可愛いんだけど。
これって子供番組?
こんなシュールなのを見せていてイギリスの子供等は大丈夫なのかと少々心配になってしまう反面、イギリスのユーモアセンスに大いに感心してしまう。

来週も見ようっと。

ピアス

2003年11月6日
左の耳に、3回目のピアスを開けた。
といっても前の2回が塞がってしまったからで、実際にはいま穴は一つしかない。
近所のアクセサリー屋で買ってきたピアッサーで、鏡を見ながらガシャン。
何度やっても開ける時は痛いものだ。
オシャレは我慢というピーコの言葉は真理である。

昔は、わざわざ痛い思いまでして開けなくてもなーと思っていたけど、ある時期から神経が太くなったのか何の抵抗も感じなくなり、思いつき開けてしまった。

私はどちらかと言うと率先してピアスを開けるようなタイプではないので(じゃあどんなタイプが率先するのかと問われると困るけど、まあつまりギャル系の派手なキャラではないということ)開けた当時は周りから少々驚かれた。
しかし一度やってしまうと、どうと言うこともない。
毎日付け外ししなくてもいいし、邪魔にならない。
コンタクトレンズよりもお手軽である。

そういえば、男のピアスと女の煙草は同じような位置付けに思える。
嫌な人は嫌だけど、気にならない人には気にならない。似合う人と似合わない人がいるって所も共通していますね。

エベレスト

2003年11月4日
個人の伝記を読むのは面白い。
よく読むのは歴史上の人物よりも、最近の著名人の自伝。
どこまで本人が書いているのか知らないけど、下手な小説より引き込まれてしまうほど興味深いものが多い。

最近読んだ中で一番印象的だったのが、アルピニスト・野口健の「落ちこぼれてエベレスト」。
これは野口健自身の生い立ちもすごかったけれど、エベレストなどの世界の高山の恐ろしさが生々しく書かれている。
エベレスト登頂に成功すると世界最高齢とか最年少とかで報道されても、それまでは特に感慨を持たなかった。
もう何人も登頂しているし、大騒ぎするほどじゃないだろうと。
でもこれを読んで、ここまで命懸けのものとは思わなかった。

エベレストには登頂や下山に失敗した登山家たちの遺体がゴロゴロ転がっているという。
雪山のため死体が腐らず、随分前のものでもきれいな状態で残っているらしい。
7,000メートル級の山ではそれらを保護することもできないため、放置しておくしかない。
登頂に成功しても、下山中に高山病で気が狂って陥落してしまった登山家もいた。

死んだ人の回収ができない場所が、地上にあるのだ。
登頂する人たちは皆、遺体を見ながら登っていく。
この事実はかなり衝撃だった。

この話を単に客観的に聞いただけなら、何故そんな危険地帯にわざわざ行くのかと思うだけかもしれない。
しかし登山家としての視点から読んでいると、自分には決してできないけれど、登頂を目指す人たちの気持ちがわかってくる気がする。
単なる職業レポートではわからない価値観を、自伝からは理解することができる。

結婚と浮気

2003年11月3日
高校時代からの友人3人で誕生日パーティーをやった。
新宿NSビルにあるブリティッシュ・パブにて。
友達の一人がイギリスに留学してきたことに因んで選んだのだが、なかなか重厚な雰囲気のある良いお店だった。

大学院2年、学部5年、既卒(専門1年)というバラバラな身分の私達だが、今日全員一致で盛り上がった話題が「結婚と浮気について」。

正直、他の2人に比べて私は甘ちゃんだったと思うほど過激な発言を聞くことになった。

「結婚したらその後40年も50年もずっと一人の人だけを見ていなきゃいけないって、お互いできるのかわからない。現に、私の父親は、他に女の人がいたらしいし。」
Yちゃんの両親は離婚している。
そのせいか3年以上付き合っている彼氏がいるけれども、一緒に暮らしたいとか結婚したいと言うのを聞いたことがない。
多分、いろいろなケースを想定しているのだろう。

「うちのお母さん見てお兄ちゃんが『あんなに女捨ててるんだから、絶対オヤジ浮気してるよ』って言ってたけど、確かに、うちのお父さんだけが浮気してないって保証はどこにもないから、それもあり得るな、って思った。」
Tちゃんのおじさんとおばさんを知っているだけにショックな発言。
別に家庭不和がおきているわけでもないらしいので、あくまで可能性の話だけれども、同性の兄上の指摘というのがリアリティがあって怖い。
自分の両親をそんな風に見たことがなかったので大いに驚いた。

以前Tちゃんが、大学の研究室の男の子達に「浮気したか、してみたいと思ったこと、ある?」と聞いて回ったところ、5,6人のうち全員が笑って答えなかったという。
誰も、(嘘だとしても)「絶対ないっス!」と言い切らなかったのが信じられない。どこまでが浮気かをはっきりしていないせいもあるけれど、反対に女子に聞いてみると「絶っっ対に許せない!」「考えたくない」という答えが圧倒的。
もちろん女の浮気や心変わりもあるけれど、これだけはっきり差が出ると、世間一般でも推して知るべし、と思ってしまう。

相手や自分の浮気で嫌な問題を抱えるぐらいなら、一人でいた方がよっぽど気楽でいいんじゃなかと思うようになった、とTちゃんは言う。
ブリジット・ジョーンズの日記に出てくる会話みたいだ。
10年後に全員がシングルトンでないことを願いたいと思うが。

学園祭

2003年11月1日
もう学生とは言い難い年齢になった学生が、興味本位だけで学園祭に参加してみるとどうなるか?
…孤独に感じる。

うちの大学も今日から学祭期間で、構内は地味に盛り上がっていた。
特に目玉になる催し物や芸能人が来るわけではないので何の取り柄もないけれど、3日間とも深夜までダラダラと続くのが、田舎っぽくてなんとも好ましい。

しかしもう学内に知り合いは後輩しかいないので、なんだかとてもヨソヨソしく、他の大学の学祭に来てしまったような寂しさを感じました。

2,3年後には近隣の大学との合併が決まっており、純粋にうちの大学としての学祭も残り数えるほど。
今のうちにやり残したことをやっておこう、と思い立ったものの、取り立ててやることもないことに気づく。
改めてうちの学祭の平凡さを認識した。

仙人

2003年10月29日
サークルの仲間に、とても変わった人がいる。
一言で言うならば浮世離れしている。
別の友達に話して聞かせたら「なんか仙人みたいだね」との的確なコメントをもらい、以来彼のあだ名は仙人で通っている。

何が浮世離れしているのかというと、まず生活感というか生命力がなさそうに見える。
彼に向いている仕事は何かみんなで考えた末、「神主か主夫(ヒモ)」という結論に至った。
つまり労働に全く向いていなそうということ。
専攻は文化人類学なので、特に専門となる職業はない。

大学の近くの河原の公園で野宿をしていたことや、卒論を妖怪のテーマで書こうとしていたというエピソードだけでも、彼の奇抜さがわかっていただけるのではないかと思う。
しかし彼は決して単なるエキセントリックな青年ではなく、音楽や演劇や文学にもそれなりに精通したそれなりの知識人といってもよい。

そんな仙人に今日、学園祭には来るのかとメールを送ったところ、実家(中国地方)にいるので物理的に無理、との返事が。
なんでも今年も卒業が危うい上、鬱の気があるためご両親が心配して呼び戻したのだとか。
そしてオカマの疑惑のある医師にカウンセリングを受ける日々だという。
なんだかもうツッコミ所が多すぎて「変な誘惑されなかった?」と返信するのが精一杯だった。
これからもますます目が離せない。

クラクラ

2003年10月26日
風邪が治らない。
もう10日もグズグズいっている。
そして今日とうとう発熱で寝込み、バイトも休んでしまった。

3日前に行った内科の薬が全然効かなかったので、今度は4年前に行ったきりの耳鼻科の門を叩く。
1時間半待たされた後、喉と鼻の奥を覗かれて診察終了。
その後で吸入をしていたら、看護婦さんから「もう大人になっちゃったのねー カルテ見たら15歳になってたから○○ちゃんって呼ぼうかと思ったんだけど、よかったワ」と言われた。
15歳とな!
十年近く昔の自分の情報が、今尚きちんと保管されていることにちょっと感動した。
自分の手元には、せいぜい当時の通信簿くらいしか残っていないのだから。

秋桜と座頭市

2003年10月21日
座頭市、見てきました。
血しぶきにクラクラきたけど、なかなか面白かったです。
ガダルカナル・タカが笑える。

でもやっぱり、たけしはいい役者だなぁと再認識しましたね。
監督としてのセンスもあると思うけど、時代劇の中にいながら、その時代の人物を演じています、という雰囲気が感じられない。
役を自分に近づけることができると言ったらいいのかしら。
ただの按摩を装った時の演技が一番光っていたように思いましたね。


それともうひとつ、一緒に行った友人と埼玉県の荒川沿いにあるコスモス畑を観賞してきました。
その町の町花らしくかなり大規模に植えられており、丁度満開の時期だったので、土手の上からの眺めは圧巻でした。
白とピンクと赤の一枚絵は、少女趣味だけれど迫力があるという複雑な印象。
でもやっぱり、広い土地に花が敷き詰められている景色は壮観ですね。
なぜ富良野旅行にラベンダー畑観光が組み込まれているのかがわかった気がします。

写メールにして誕生日の友達に送ったら喜んでくれました。

バナナ

2003年10月20日
風邪をひいてひどい鼻詰まり。
食べるものすべて、全く味がしない…。
病気で食欲が減退するなんてことなかったのですが、何を口にしても同じ味だとさすがに食べる気が失せますね。
今なら十数年来の天敵、バナナもいけるかもしれない。

小学生の頃から何故かバナナはどうしても苦手で、未だに煮ても焼いても食べられたものではありません。
バナナ味のアイスとかアメとか。
縁日で売ってるチョコバナナなんて正視できません。怖ろしい…。
まるごとバナナとやらが流行った時は本気でヤマザキパンを疎ましくさえ感じました。

あと嫌いなものが卵の黄身。
半熟とか温泉卵とか完全に火が通ってないものがダメで、スクランブルエッグやオムレツなら大丈夫。
自分でもこの境界がわからないのですが、これも幼少の頃からで、どうにも我慢して食べきるということができません。


でも不思議なのが、食べたら絶対(自分にとって)マズイのに、おいしそうに見えてしまうものがあること。
例えば、料理の本に載ってるバナナのタルトとかカルボナーラの写真。
あんなにバナナそのものが堂々と並んでいるのに、きれいに焼かれたタルト生地とカスタードクリームのせい(かどうかはわからないが)で一瞬でもおいしそう!と思ってしまった自分が信じられない。
視覚と味覚の関係ってそんなに薄弱なものなのかしら。

解散ライブ

2003年10月19日
大学のゼミの友達のバンドが解散するというので、先日ライブを見に入ってきました。
池袋マンホールというライブハウス。

正直、私と、同行した別の友達は、バンドとかロックとかライブハウスとかとはかなり無縁の世界。
ブルーハーツは好きですけどね。

去年、下北沢の屋根裏というライブハウスに、やっぱりその子のバンドを見に行ったのだけれど、かなり場違いオーラが出ていました。
狭い会場のノイズと煙草の煙にやられる。
出てくる幾つのものバンドの音楽性にもあまりグッとくるものはなく。
かなり疲弊して帰ってきた思い出があります。

今回もかなりビクついて
「革ジャンの人ばっかりだったらどうしよう〜」
「みんな髪立てたりしてるのかな…」
と完全にロックを勘違いした心配にふけっていました。

そこまでしてド素人が行かなくても、と思われると思いますが、そうまでしても見たいほど、そのバンドは素晴らしいのです。
身内の欲目だけでは決してなく。
華があり、メッセージがあり、真剣さがある。
大学のサークル内の学生バンドでしたが、メンバーの就職や脱退やらで継続が不可能となったとのことです。
ありがちといえばありがちですが、このバンドの音楽がこのまま世に出ないで終わってしまうのは、本当に本当に悔しい。
もっとたくさんの人に聴いてもらいたかった音楽です。

御会式

2003年10月18日
池袋在住の友人に、「御会式(おえしき)」というお祭りに連れて行ってもらった。
今年で2回目なのですが、見ているだけでかなりハマリます、このお祭り。

池袋の鬼子母神のお祭りで、日蓮宗のものらしい。
万灯と呼ばれる神輿のようなものを担ぎます。
白い紙でできた花を大きな柳のように飾り付けていて、その姿はちょうど、オバケのQちゃん巨大版。
その前後を各町会の人々が、小さい太鼓やら笛やらで音頭をとって練り踊るというものです。

この踊りというかリズムが独特で、傍らで見ているだけでも一緒にノッてしまうほどのノリのよさ。
そして特筆すべきは、練り歩いている人々のパワーです。

ヤンキーがいる、老人がいる、おばさんがいる。
小学生がいる、女装の親父がいる、晒しを巻いたギャルがいる。
その殆どが、ハッピやらつなぎやらの祭りの正装をしていて、かなりイナセ。

前述の万灯と、火消しののぼりのようなものを囲んで音頭をとり、祭りを盛り上げていきます。
太鼓のさばき方などは、全員が生業としているのではないかと思えるほどの息の合いよう。
威勢のよさを通り越して荒々しささえ感じる。
そんな人たちの踊りが延々と何時間もかけて街を練り歩くのですから、否が応でも盛り上がるというものです。

神輿と山車のお祭りしか経験のなかった私にとっては、この御会式はかなりのインパクトを与えました。
そして、これだけ多くの人が池袋で日々の生活を営んでいるという事実。
繁華街でもオフィス街でもない。
それを目の当たりにすることができるのも、この祭りに血が沸く要因のひとつなのでしょう。

「この時だけは池袋が『町』なんだなーと思えるよ。」という友人の言葉が心に残りました。

海のハンバーガー

2003年10月17日
日テレの「まさかのミステリー」とかいう番組で、「東北の海岸にナゾのハンバーガーが打ちあげられていた!」という話をやっていた。

もしや…と思ったらやっぱりアレでしたね。
数年前の吉本ばななのエッセイに書いてあったアレ。
鯨の脊椎だっけ?
まさか何年も経ってからテレビで実物を見られるとは思っていませんでした。
ちょっと感激。
それにしても本当にあんなにハンバーガーそっくりだとは思いませんでしたね。
パンに当たる部分は程よくキツネ色だし、中身も焦げたビーフパテまんまだし。
ホットなハンバーガー論争…(笑)

この分だと、吉本ばなながお姉さんと拾ったという脳みそサンゴも、本当に脳みそにそっくりなのでしょう。

余命2年

2003年10月6日
『I I I I I に斜線3本と横棒1本を足して1か3を作って下さい』

今日バイト先の子(20歳・大学1年)から、暇つぶしに出されたクイズです。
ちなみにヒントは「福岡なら3か6」だそうで…。
わかんないっつーの。
答えは秘密メモで。

その出題者の子は雑学王で、バイトが暇になると色々なクイズやら心理テストやらを出してきます。
教師志望だけあって、何かと人に教えるのがうまい。
理学部で教職も取っているので相当大変らしい。
ラクな学部の代名詞、経済学部から見ると頭が下がります。

タイトルは、携帯サイトにある余命診断テスト」というゲームで。
以前バイトの皆で試したところ、その子が余命2年の享年21歳。
最短記録をマークし、かなりのショックを受けていました。

残念なことに今月一杯でバイトを辞める事が決まっていますが、頑張って道を開いていってほしいと思う。
彼ならきっと良い先生になるでしょう。
21歳以上まで健在ならば。

祖母との旅行

2003年10月5日
座敷で何かを読んでいた祖母が言った。
「京都の紅葉って見に行きたい?」
「えっ、あ〜、京都はすごい綺麗なんでしょう?」
「おばあちゃん、いつか桂離宮を見に行きたいと思ってたんだけど、紅葉見たいなら一緒に行ってみる?」
「行く、行く!」

というわけで、急遽祖母との京都紅葉旅行の計画が持ちあがったのです。
その後、妹(21歳・大学生)も行きたいと誘いに乗ってきたので、祖母と孫2人の三人旅が決まりました。

同居している母方の祖母は今年79歳。
しかし全く元気で、老後の世話という言葉からは程遠い。
むしろ母や私達が面倒を見てもらってると言ってもいいくらいです。

初めは11月の下旬を予定していましたが、調べてみると泊まらんとしたホテル(国民年金の施設)が全て満室。
仕方なく、紅葉は微妙ですが12月の頭に行くことになりました。
寒いんだろうな〜
去年の同じ時期に草津に行ったら、もう雪が積もっていてかなり冷えた記憶があります…。
まぁ地形が違いますからね。

 
早速祖母は京都のガイドブック2冊と地図帳、JRの時刻表を買い、入念な下調べを始めています。
これ便利だよ、と私が愛用している付箋のポストイットを渡しました。
早くもガイドブックから何本も頭が飛び出しています。

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